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するものメタルアルバムレビュー #3

アルバム紹介の第3弾をやろうかと思います。というか全身のブログの記事の焼き直しですが。

今回紹介するのはRhapsody of Fireの7枚目のアルバム、Triumph or Agony。

トラックリストは以下の通り。

 


1 Dar Kunor

2 Triumph or Agony

3 Heart of the Darklands

4 Old Age of Wonders

5 The Myth of the Holy Sword

6 Il Canto Del Vento

7 Silent Dream

8 Bloody Red Dungeons

9 Son of Pain

10 The Mystic Prophecy of the Demonknight

I. A New Saga Begins

II. Through the Portals of Agony

III. The Black Order

IV. Nekron's Bloody Rhymes

V. Escape from Horror

11 Dark Reign of Fire

I. Winter Dawn's Theme

12 A New Saga Begins (Single Edit)

13 Defenders of Gaia

14 Son of Pain (Italian Version)

 


なんかやたらありますが12以降はボーナストラック。

このアルバムはオーケストラ要素を前面に出した前作の流れをそのまま踏襲した作品。多分この当時ルカがやりたかったのはこの路線なんだと思う。ソロプロジェクトでもクサメタル路線から離れた感じのものやってるし。

 


ただ、プロというのはファンが求めているニーズそっちのけで曲を作ってしまうとあまりいい結果が出ないもので。このアルバムも正直いい評価はされてない印象。

 


Triumph or AgonyやHeart of the DarklandsはRhapsodyファンが彼らに求めているニーズにそれなりに合う曲な気がするが、それ以降はボーナストラックのDefenders of Gaiaしかない。Defenders of GaiaにしてもKnightrider of Doomのギターメロディーをサビから引っ張って来た代物だし、サビの爆発力とか音楽そのものの重厚な感じもしないし。まあ、ボーナストラックなのでしゃーない気はする。

 


ただSilent Dreamとかは個人的に好き。ただ、こんな曲が何曲も並ぶと流石にダレてくる。Heart of the Darklandsの後に疾走感のある曲はThe Mystic Prophecy of the Demonknightの一部分で終わりだし。

 


彼らに求められているのはEmerald Swordのような曲だった気がします。

 


勿論ルカとキーボードの方のアレックスによって作られ、それを屈指のシンガーファビオ・リオーネによって歌われている楽曲のクオリティは素晴らしい。ただSilent Dreamみたいにファビオ以外は歌えなさそうな曲も多いというか、ファビオがいたから成り立ってる曲が多いけど。

 


さて採点。正直言って初心者向けでは決してないし、通なシンフォニック・メタル好きでもこれはどうなんだろう、という感じ。むしろクラシック畑の人のメタルの入り口ならいいんじゃない?と思ってしまった。

 


個人的にはまずまずなんだけどね。

 


個人的初心者おすすめ度 60点

個人的通向けおすすめ度 75点

個人的満足度 81点