メタルレビュー第2弾いきましょう。
今日の作品は日本のバンド、妖精帝國が2019年に出したthe age of villainos。一応バンドの解説をすると、妖精を信じる人間が少なくなってしまった現代に妖精帝國の復興をするため音楽活動をするという何処かで聞いた話な気もしなくもないバンド。
元々はテクノとかそっち路線の音楽ユニットだったらしい(その時代は知らない)が、2013年くらいにはヘヴィメタル路線に完全に転向したらしい。とはいえ、有名な空想メソロギヰとかはもうメタルに近い作風だったような気もする。
そんな妖精帝國の最大の特徴と言うべきものは、なんと言っても妖精帝國終身独裁官のゆい様の何とも言い難い独特の声の感じか。こういう感じのボーカルって中々ないので個人的には好みだったり。
紹介はさておき。収録曲はこんな感じ。
①はイントロというか、Rhapsodyとかでもよくあるタイプのああいうの。
④は個人的に好みというか、まずこれから聴いてもらってもいいという感じの曲。優雅なイントロから疾走するというありがちな感じの構成だが新鮮な感じ。最後の叫ぶような歌い方は完全に個人的なツボ。
ちょっと異色な感じもする⑦は、ちょっとそういう感じの歌詞と雰囲気は椎名林檎が歌ってもおかしくないようないい雰囲気。
⑩は全体的にコーラスが印象的で、疾走感と荘厳な感じの両立がよい。
サビがアニソン歌手の曲っぽい(このバンドもアニソン結構歌ってるのですけれど)⑪。あんまり聴いた事ないから適当な印象だけど水樹奈々楽曲に近いサビなのかなあこれ。
⑫は恐らくこのアルバムの中で1番気合を入れたであろう曲。どうやら楽器隊全員+橘尭葉さんが作曲するというまさに総力戦。アルバムのラストを飾るに相応しい曲。必聴です。
全体的に聴いて思うのは、過去作よりも随分とギターのリフの印象が残るというところか。過去一ヘヴィメタルをやっているなあと言う印象。
メロデスとかスラッシュとか、色々なジャンルの要素が入っているし。
個人的には初心者にはキャッチーさ、メタルに肥えた通にも様々なメタルのジャンル要素を感じられるのでどちらにもおすすめ。
何より自分自身のツボを突きまくっており大満足。この路線続けておくれ〜と願ってやまない。
個人的初心者おすすめ度 88点
個人的通向けおすすめ度 89点
個人的満足度 94点
最後に余談。
このアルバム聴きながら書いてるのは早朝の仕事の行きの電車の中なんですけど、早朝に聴く音楽では無いです。アルバム通しで聴くなら夜とかの方が雰囲気には断然合います…参考までに。