するもの書き置き場

野球とメタルとプロレスとその他諸々について綴るブログ

レッスルキングダム19観戦記

 

さて、迎えました新日本プロレス最大のイベント、レッスルキングダム。

 

試合の感想をつらつらと書いていきます。

 

ニュージャパンランボー

今年はIWGPヘビー級王座の挑戦権がかかっているという事でヘビー級の選手に出場選手を絞った様子。いきなりジョシュ・バーネットが出てくるとは驚きましたね。後藤さんの挑戦権獲得はあの中であれば納得かなという感じ。

 

IWGPジュニアタッグ選手権

ケビン・ナイト&KUSHIDA vs ○藤田晃生&ロビー・イーグルス vs フランシスコ・アキラ&TJP vs ドリラ・モロニー&クラーク・コナーズ

TLCマッチとなったこの一戦。試合自体は悪くは無いんですけど、TLCマッチである必然性を感じなかったというか……といった感想が。決まり方もなんか変な感じだったので、ハイスピードな通常の試合の方が掴みが良かったんじゃないか、なんて思ったりします。個人的にはWWEと比べてラダーの構造が弱過ぎる。レフェリーに支えてもらうラダーマッチは普通に萎えるんですよね。いずれにせよ藤田は最年少戴冠。おめでとうございます。

 

IWGP女子世界選手権

岩谷麻優 vs AZM

唯一の女子の試合。IWGP女子の試合はそんなに見る機会は無いのですが、試合内容は保証されてるという選手達ということで気になっていた。試合は女子の試合という事もあってよく分からない人も多かったのか若干盛り上がりに欠けた雰囲気ではあったが、試合そのものは短いながらも濃厚な展開を見せてくれましたね。普通の試合の長さでやったら面白そうだったのかなあという感じですかね。

 

NJPW WORLD認定TV王座選手権

成田蓮 vs ジェフ・コブ vs 大岩陵平 vs ○エル・ファンタズモ

メンツ的にはすごく面白い組み合わせだと思うんですよね。やっぱり新日本プロレスは層が厚いんだなあと思わされる試合でもあります。そしてジェフ・コブの凄さが際立った試合とも。この人ノータッチトペ出来るんですねえ。とはいえ、最後のファンタズモの畳みかけは流石でした。バンバンコブを投げる大岩や相変わらずのダーティーファイトの成田も存在感があった。

 

ランバージャックデスマッチ

棚橋弘至 vs EVIL

EVILの入場がアンダーテイカーみたいになっているんですが。 ある種勧善懲悪の極地みたいな試合なのですが、こういうのも沢山ある試合の中で1試合あるのはありだと思います。最後は丸め込みで決めたのでどうなるかと思ったら柴田勝頼と明日試合するとの事。えーと、HOTとの決着はどうなるんですか?

 

NEVER無差別級&AEWインターナショナル選手権

鷹木信悟 vs ○KOUNOSUKE TAKESHITA

ある意味1番楽しみだった試合。ドン・キャリス同伴なんですね、案の定バチバチのゴリゴリの戦いなのだけれど……ちょっと鷹木さん落とし方が危ない気がする。なんか面白いんだけど期待値ほどのレベルには無いな、との印象ですね。全然関係ないけどウルフ・アロンの解説面白いですね。プロレス関係者かと思うくらいにこなせてます。バチバチと戦いの末にTAKESHITAが勝利。これ誰が剥がすんですかね……

 

IWGPジュニアヘビー級選手権

DOUKI vs ○エル・デスペラード

DOUKIは中村獅童と共に入場出来るような選手になったんですね。長く見てる人程感慨深いものがあるのでは無いかと思います。なんて思ってたらDOUKIが負傷で試合が決まってしまい……残念。治して帰ってきてください、私は待ってます。

 

IWGP GLOBALヘビー級王座選手権

デビット・フィンレー vs ○辻陽太

こちらも私期待の試合。新世代の中では1番好きなのが彼ですし。試合はフィンレーのゴリゴリの攻撃を受けきって反撃して勝つという王道の展開。この大会のベストなんじゃないか、という位の戦いだったと思います。普通に嬉しいですね。

 

スペシャシングルマッチ

内藤哲也 vs 高橋ヒロム

おそらく長くロスインゴを追ってる人間にとっては非常に感慨深い1戦であろう試合ですね。長く追ってない自分ですら気になる試合なのですからその気持ちは計り知れないものでしょう。試合的にはお互いの良さを出しつつ最後は内藤が意地を見せたという試合になりました。とはいえ、正直内藤の調子はあまり良くなかったのかな……という感じはしました。そろそろ内藤哲也の扱いについて新日本プロレスは考える時が来てる気がします。

 

IWGP世界ヘビー級選手権

○ザック・セイバーJr vs 海野翔太

ある意味近年では最も賛否両論あるメインイベントでは無いかと思います。個人的には海野翔太に関しては消極的な賛、会社がエースというものが欲しいのであれば悪くは無いから彼に任せればいいんじゃないか位の考えなのですが、全てを跳ねのけて欲しいと思うのも事実。試合は思ったよりも海野に対して声援が送られているような気もして、白けた感じにならないのは安心材料でしょうか。試合は割と悪くない形で進んで行ったんですけど、ストンピングやり始めた辺りからどう反応していいのか分からない形に。結局ザックが勝って試合終了。これ現地で試合観てた人は気の毒でしたね。海野はよくやったとは思うんですけど、正直1.4のメインでやる試合かと言われると疑問はつきますかね。

 

なんかセミとメインでずっこけた感じは正直してまして、なんかそんなにいい感じじゃなかったな、と思ってしまった。現地行くか悩んだけど正直行かなくて良かったかなと思ってしまうくらいには。

これ海野にとってなにか得るものはあったんか?という大会になってしまいましたね。明日のカスタニョーリ戦はきっついぞこれ。

彼を見ていて思うのですが、新日本プロレスのエース像って棚橋弘至のイメージが強そうなんですけど、彼が何処を目指しているのかよく分からないんですよね。棚橋弘至二世になりたいのか、それともまた違うエース像を確立したいのか。

華があるのは間違いないだけになんか惜しいなあ……と思ってしまうんですよねえ…