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するものメタルアルバムレビュー #19

今回はGloryhammerの新作、Return to the Kingdom of Fifeを紹介。

 

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曲はこんな感じ。

 

トーマス・ウィンクラーに代わって新ボーカルを迎えての初のアルバム。トーマス・ウィンクラーのソロアルバムは個人的にはメタル?という作風に仕上がってしまっていたので、こちらはどうなってしまったのかと恐る恐る聴いてみる。

 

一通り聴いた感想としては、安心という感じだろうか。流石と言うべきなのだろうか、こちらはソングライターがいる訳である種当たり前なのだが、上質なクサメタルを提供してくれている。

 

個人的には疾走感とピロピロ感が混在するこれぞGloryhammerという感じの#8が好み。

 

ただ、正直なところ前作にあったような強烈なキラーチューンがある訳ではない。正直前作がクサメタル界においても会心の出来というのはあるのでちょっと比べるのは厳しいのかな。

 

新ボーカルも全然悪くはなく、トーマス・ウィンクラーの時にはあまりやらなかったような感じの楽曲もある事で違和感というのは少ない印象。ただ、結局これをトーマス・ウィンクラーに歌わせたらどうなんだろう?という感想はどうしても浮かび上がってしまうのでその辺は避けられないのかなあ。これには時間が必要かもしれない。

 

ボーカルが突如解雇されたという点ではTwilight Forceと状況は同じなんだけど、あっちはそれなりに実績あって歌唱力という点では前任者より上のコンティさんを連れて来たのに対し、こちらは似たようなボーカルを連れてきて歌唱力は前任者よりは…って人なもので、正直内容は違うなあと。

 

個人的には上質なクサメタルを提供してくれたという事もあり結構満足。あれ?これどっかで聴いたぞって部分もあるんですよね。#10の導入部分とかはAlestormっぽいし。まあこの辺は様式美って事にしておけるレベルなので楽しみポイントかな。勿論通にも勧められるし、初心者にも勿論おすすめ出来るアルバムになってますよ。

 

個人的初心者おすすめ度 87点

個人的通向けおすすめ度 88点

個人的満足度 85点