するもの書き置き場

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LOUDPARKに行ってきました

人生初のLOUD PARKに行った話をば。

来たる3月26日、幕張メッセにて開催されたLOUD PARK 2023に行ってきました。

今回はそのレポートみたいなものをつらつらと。

 


事前情報によりStratovariusの物販は無いっぽい事が判明したので、それほど急ぐことも無く9時30分に駅に到着すればいい…というノリで海浜幕張駅に到着。

 


海浜幕張の駅に到着すると人は沢山いる…けど若いお姉さんの数の方が圧倒的に多い。何かを間違えたかと焦ったがどうもうたプリのライブがあった模様。よく見たらカバンに気合いの入った缶バッジ装着してるしそういう事かと。

 


会場に到着すると既にそれなりの列が形成されている。会場に入れたのは10時15分を回った頃か。列の動き出しも遅かったし一般だから仕方ないか、と思いきやGOLDのチケットの人もそう変わらないらしい。なんだかなあ。仕方ないのかもしれない。

 


そんな訳で各公演を見て回ることに。

 


Phantom Excaliver

地味に気になってたんだけど、クロークに荷物預けるために色々やってたら終わってしまい観ることは叶わず。

もう少し何とかならんかな…って気持ちはある。こういう場でこれいいじゃん、的なバンドに巡り会えるものだと思うので。

 


BRIDEAR

実質的にここから参戦という形に。前の方は音どうなんだろう、という確認も兼ねて前の方で観る事にする。

バンド自体は知らなかったけど、知らなかった自分を後悔するくらい良かった。今日1番の掘り出し物と言っていいかもしれない。そもそも、久しぶりに現地で聴いた、身体で浴びた重く響くメタルサウンドがこのバンドだったというのが大きかったのかもしれない。たまたまだけどこのバンドはそういう縁という事で追ってみようかな、なんて思ってみたり。

 


この後会場外の飲食ブースで食事をする。なんかケバブ屋が毎回恒例らしいという話は聞いてたんですけども、お好み焼きが無性に食べたかったので豚玉を食べる。

 


JASON RICHARDSON & LUKE HOLLAND

こちらも正直知らなかった。なんかバンドに誰かwithなんちゃら、みたいな感じでいるのかな?と思ったらまさかの2人構成。途中から見に行ったけどテクニカルなギターサウンドで結構皆聴き入っていたのでは。

 


H.E.R.O.

クリアな声が結構引き込まれた。多分歌詞も結構シリアスものが多いんじゃないかなと思ったらどうやらやはりそのようで。

聴きやすかったし好きな人は多いのかなと言った感じ。This Mean Warって曲は普通に気に入った。

 


OUTRAGE

若輩者の俺にとっては名前は知ってたし曲は聴いたことあるけど…というバンド。

ラウドパーク日本代表といった感じか。この後演奏するAMARANTHEとStratovariusは前で見たいのでとりあえず前方エリアに行くことに。やっぱりメンバー一人一人がかっこいいよねえ。

音楽も叩き込む感じで痛烈な曲を聴けた。1曲目はいきなりカバーから仕掛けてきたっぽい。残念ながらそれも知らなかったんけど…

 


BLEED FROM WITHIN

スコットランドメタルコアバンドとの事、北ヨーロッパ(英国方面含む)から今日は沢山来たんですねえ。この後はスウェーデンイギリスフィンランドフィンランドだし。メタルコアは実は興味があるけど触手を伸ばすまでには至らないジャンルという感じで、気になるので向こう側のステージではあるけどよく聴いてみた。

Fワード沢山出してるけど気のいい兄さん感が沢山あって、曲もかっこよくて良かった。

次のバンドの兼ね合いで逆方向から見ていたので聴けたのは音楽だけなのが残念。なんかボーカルの人ダイブしてたようではある。

 


AMARANTHE

今日のお目当てその1となります。

グロウル使うボーカルの人はサポートらしい、あれ元の人脱退してたのか、と無知を若干晒す。

とにかくトリプルボーカルは圧巻。ライブのパフォーマンスがすごくいい。それぞれのボーカルがしっかり煽ってくれるからガンガン盛り上がれる。ノリノリになれる楽曲もそうだし、ライブを観た後の満足感がすごくあるバンドだった。

個人的にはDigital Wouldとか好きな曲をやってくれたのは相当嬉しかった。

 


CARCASS

ご存知リヴァプールの残虐王さん。ここまで来ると曲はあまり知らなくても名前は知っているというバンドがどんどん登場してくる。またも次を待つために逆側で聴いているのだが、轟音がスピーカーから流れてくる。

暴力的なサウンドで叩き付けてくる様は圧巻。スクリーンにはだいぶヤバい画像があったとかなかったとかという話なので行かなくてよかったかなあ…

 


Stratovarius

本日の個人的目玉。こちらはセトリからしっかりと書いていきます。

 


Survive

最近のアルバムからの選曲。この辺はまあそりゃそうだよね、という感じ。かけ声あるので普通にオープニングから大盛り上がり。

Eagleheart

大阪ではやらなかったらしい。Fireflyだったとか。これを聴けたので非常に満足。ただしサウンドの関係か一瞬何の曲か分からず戸惑う人がいくらかいた。サビの大合唱凄かった。

Stratosphere

ティモがいなくなったのでおや?と思ってたらまさかのこれ。これってライブでは定番なのだろうか。イェンスのキーボードがあまり聴こえない気がしたけど耳が馬鹿になってる可能性も高いので何とも言えないか。

Father Time

Stratosphereと同じアルバム、EPISODEからもう1曲。このアルバムは俺が産まれた歳のアルバムだったりしてこのバンドの歴史を感じる。この曲は結構高くティモはきつそうだった。

Paradise

ちょい意外な選曲。よく行く人は違うのかもしれないけど。ティモも前の曲よりは歌いやすそうで良かった。

Bass Solo

Frozen in Time

ゆっくり聴かせるタイプ。前回LOUDPARKに来た時のミリオンみたいなものか。でもサビ終わりのノリはヘヴィでいい。ライブで聴いてハマってしまった。

Black Diamond

イェンスのいつものキーボードイントロから入る。多分Black Diamondのイントロに切り替わった時に真っ先に拍手始めたの俺だと思う。ちょっと恥ずかしい。これもサビの大合唱が。

World on Fire

ニューアルバムの看板曲の1つ。サビのノリが個人的にどうすりゃいいんだろう?となったのがちょっと心残り。最近の曲なだけあってしっかり歌えてた。

Unbreakable

この流れなら来ないのかな…と思ってたら来た。携帯の着信音にするくらい好きだしキャッチーな曲。実際サビも歌いやすくて大合唱が発生してた。サビ前のクワイア(?)部分のノリも一体感ありましたね。

Hunting High and Low

ライブの定番にしておきまりの最後の曲。サビの大合唱は言わずもがな、イントロから終わりまでこれぞStratovariusというものを見せてもらった感じだった。

 


聴いてて思ったのは正直ティモは高音のところとかは苦しいんかなあとか色々思うところはあったけど、それは些細な事であって、やっぱりStratovariusはいいバンドだしこれ目当てに来て良かったと感じる。

 


Nightwish

フィンランドが誇る国民的メタルバンド。最初の2曲で既にもう聴きたい曲を演奏してくれたのは正直ものすごく嬉しかった。マルコの後任ベーシストの人の歌も全然大丈夫だった。(流石に聴きなれないから違和感はあるけど)

この後がまた全然違うジャンルのメタルが続くだけに異質な雰囲気を出してくれた。

というかフロール妊婦さんなのに来てくれて本当にありがとうという気持ち。公式の写真見ても結構お腹大きくなってるんですよね、無理をされずに母子共に健康であって欲しい。

 


KREATOR

ここからははじめましてのバンドしかない…という事もあり、体力もだいぶ使い果たしてしまっていた事もありもう人混みの中にはいかないので食事とクロークからの荷物回収を先に行う。鶏そば気になったので食べてみる事に。出店のスタッフの皆様はメタルについては知らなそうなお姉さんとかが多かったですね。

全ての用事を済ませて戻るとライブも中盤の頃になっておりました。ここから演出が炎使ったりと派手になっていた模様。流石にジャーマンスラッシュの帝王と言われるだけあって凄まじい音楽。

この音楽の感じなら前の方は大暴れやろなあ…と思ってたら案の定だった模様。靴無くなった人とか本当にいたらしい。

 


PANTERA

このバンドがここで演奏してくれる事は奇跡、という事で全く曲は知らないけど立ち上がって聞くか…と思ったら周りも皆立ち上がっておりました。観るにあたってバンドの歴史も調べましたけど、このバンドの名前を使ってやっていく覚悟と、このバンドの名前を使うだけの圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた感じがある。

知らない俺ですら頭ガンガン振り回したんだから、当時からのファンの人はなおのこと大騒ぎだったのではないかと思う。

正直PANTERAの名前を借りた何かという批判はあるかもしれないけど、俺みたいな若輩者のメタルファンにとって、このような偉大なバンドが現役で活動しているという事が偉大なバンドにリアルタイムで触れ合える事になるので嬉しい事なのです。

 


総評というか感想というか

結果的に19000円というとんでもない聞いたこともないチケット価格(フェス行ったことないけどこんなものかと思ってたら来週のノットフェスは半額くらいらしい)でも迷わず買って、仕事場に頭下げて行ってきただけの価値のあるフェスでした。

ダウンロードとかそれこそノットフェスとか色々あるけど俺が見たいバンドが来てくれる、海外からいいバンドを呼んでくれるのはLOUD PARKなので、いつかまた開催する事を祈ってます。2日開催を求める声も仕事休めないので1日でお願いします……

コロナ禍もあって久しぶりにメタルの現場に行きましたけど、普段は見かけないのにメタル好きはこれだけいるのかと嬉しい気持ちになった。仲間はこれだけいるんですね。登場するバンドから考えるとやっぱり年齢層はやっぱり俺より上だらけだったんですけれども。

コロナ禍を経て改めて思う事は、メタルのライブ……特に海外バンドにおいては見に行けるなら余程の障害が存在しない限りは行くべきだ、という事なのかなと。コロナが広がりつつあった中決行したKorpiklaaniのライブに行かなかったのとかは非常に後悔しているし、Rhapsody of Fireのライブに行ったらその年にファビオなどメンバー脱退劇があったりしたし、環境とかそういうものは次々と変わってしまうということは痛感したから。

いいバンドに出会えて、好きなメタルに触れられるLOUD PARKというイベントがまたいつか開催される事を祈って、また今回参加されたバンド、スタッフの皆様、開催に向けて動いた関係者の皆様本当に楽しい時間をありがとうございました。楽しい空気を共有したメタルが好きな皆様、またどこかのライブ会場で会える時を楽しみにしております。