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するものメタルアルバムレビュー #6

今回はTwilight Forceのファーストアルバム、Tales of Ancient Prophecies から。

 


トラックリストはこんな感じ。

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後に彼らが出す2作目、3作目とは違い、語りパートなんかも2つくらいあるので実際の曲らしい曲はちょっと少なめ。

 


とはいえファーストアルバムとしては楽曲のクオリティは高く、彼らにとってのRhapsodyのEmerald Sword的な立ち位置っぽい②を始め、個人的にこういうのが欲しかったんだよ!と言いたくなる曲が多い。

 


とはいえRhapsodyのようなコテコテのシンフォニックメタルという訳でもなく、よりピロピロ感と明るさを重視した音楽性で、誰が呼び始めたか分からないが、ディズニーメタルという呼び名もある。

 


流石にRhapsodyのファーストアルバムと比べれば細かいクオリティには差があるが、それは例えるならプロ野球の高卒ルーキー全員に松坂大輔の1年目の成績を期待するようなもので、高望みが過ぎるというもの。 既に完成されているし、このバンドの音楽というのも確立されている印象。

 


ただ気になるのが、何かと戦っているのかと言わんばかりの高音パートの多さ。この頃のボーカルはクリスチャン・エリクセンが歌っているのだが、血管はち切れるんじゃないかというくらいの高音パートが多く、多分ライブでこれは全部歌うのは厳しいんだろうなあと思ったり。まあアルバム聴く上では気にならないけど。

 


まとめると、初心者としては聴きやすいと思う。あまりにもメタルらしくないのでこれをメタルのスタンダードと思われちゃうとちょっと厳しいけども。Rhapsodyとこのバンドがクサメタルの入口とするのにはいいと思う。

 


通向けには当然おすすめ出来る。特にクサメタル愛好家にはこれを聴かずして他にどれを聴くの、というくらいである。

 


個人的な満足度も高い、是非聴いてほしい一作。

 


個人的初心者おすすめ度 86点

個人的通向けおすすめ度 88点

個人的満足度 89点